『持ち家派・賃貸派』論争は永遠に続くのテーマですが、現時点における私は持ち家派です。今回はなぜ私が持ち家派なのかを解説していきます。
持ち家派である理由
インフレヘッジ
コロナの影響で各国が財政出動し貨幣を刷りまくっています。貨幣の供給過多で価値は下がり、物価は上がるのでインフレ対策として不動産を購入すべきなのです。なお、これがいまなら住宅を買うべき最大の理由です。
資産の分散
住宅を買わないと資産ポートフォリオが現金や株式に偏りがちです。住宅を買う事は実質的に不動産投資している事と変わらないので、資産ポートフォリオに不動産を入れる事ができ、資産全体が安定します。
超低金利
ゼロ金利政策で住宅ローン金利が信じられないくらい低い状態が20年以上続いています。0.5%以下の金利は当たり前で通常の不動産投資ではあり得いない様な金利で資金調達出来るのは、住宅ローンのみに許された必殺ワザです。
住宅ローン控除
経済対策の意味もあり、国は積極的に住宅取得を促進しています。その政策の一つに住宅ローン控除があり、年末の住宅ローン残高×1%が所得税・住民税から控除されるのです。
上記の超低金利で0.5%程度で資金調達出来るのに、住宅ローン控除で1%の税額控除はチート級に有利。お金を借りた場合、通常は元金以上の返済をしなければならないのに今なら超低金利+住宅ローン控除で逆にお金がもらえる、逆ザヤ状態になっています。
空室リスクが低い
不動産投資で最も困るのが空室になることです。しかし、自分自身が住む住宅では自分自身で空室に出来るかどうかを決める事が出来ます。他人が決める訳ではなく、自分自身で判断できることは非常に有利です。
住居費が安い
賃貸と持ち家どちらが金銭的にお得かですが、絶対に持ち家の方が安いです。理由は下記の通り、賃貸の場合はこれらの費用にオーナーの利益を上乗せしているので、これを見たら賃貸の方が安いなんて思わないはずです。
![](https://monechan.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/housing_20210220_01.png)
老後の家問題も解決
孤独死などのリスクが高い高齢者に家を貸すことを嫌がるオーナーは多いです。持ち家ならば老後に住む家に困ることは無いでしょう。
どんな家を買うべきか?
持ち家の方が金銭的に有利だからと何も考えず住宅選びをすると痛い目に遭います。それではどんな家を買うべきでしょうか?
1.都内超一等地のマンション
2.地方都市、ターミナル駅徒歩10分以内の戸建て
※出来れば中古物件、理由は新築プレミアムがないから。
1は流動性が高く、何かあればすぐにでも売れそうです。さらに都内超一等地は人口減の日本でもあまり価格が下がらないと思われます。
私のおすすめは2です。理由は戸建てならマンションに比べて土地価格の比率が高いのでインフレヘッジ効果が高いからです。
安く買えるからと間違っても駅からバスに乗らないとダメなような物件は買ってはいけません。値下がりするならそのような物件からするからです。さらにバスに乗る時間、料金がムダです。これが毎日になるとかなりストレスが溜まり、人生の満足度が確実に低下します。
デメリットはないの?
もちろん持ち家にもデメリットはあります。
・近所に変な人がいても簡単に引っ越せない。
・売るにしても流動性が低いので、なかなか売れない。
・子どもが独立した後はスペースを持て余す。
これ以外にもデメリットはありますが、基本的に流動性が低いことから簡単に引っ越せない事がデメリットになります。
まとめ
居住用の住宅を買うのも立派な不動産投資です。通常の不動産投資をするよりも圧倒的に有利な条件で始める事が出来ますので、その有利さをフル活用するために自身の資産ポートフォリオに入れてみるのはどうでしょうか?
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