ファミリーマートが伊藤忠商事にTOBされ、上場廃止になることが決定しました。上場廃止にともない日経平均からも除外されることになり、代わりにどの銘柄が採用になるか注目を集めていましたが予想に反して3659ネクソンが採用になってのです。
候補に挙がっていた2267ヤクルト、2371カカクコム、3092ZOZO、9684スクウェア・エニックス・HDの株価を見ていたら儲ける方法を思い付いたので紹介します。
採用候補銘柄を買ってみる
直近1ヶ月の株価を日経平均株価と比べてみましたが、ほとんど優位性が無い感じがします。
優位性が無い上に採用になるのは1銘柄だけなので、もし予想が当たっても採用になった1銘柄は上がるかもしれませんが不採用になった3銘柄は採用期待が無くなるのでほぼ確実に下がるでしょう。そう考えると発表日まで採用銘柄を持ち越すのは愚策です。
発表日翌日の値動き
前場終値の株価は↓の通り。
暴落と言っていいレベルまで下げています。やはり買いには優位性が無いように思われます。
買いがダメなら売ってみる
買いに優位性が無いなら売ってみようと考えます。
もし発表日前日に売りを入れていたら大儲けです。これが今回だけではないかを検証したいと思います。
検証
日経平均の定期入れ替えで4272日本化薬が除外になり9434ソフトバンクが採用になりました。この時も2267ヤクルト、2371カカクコム、3092ZOZO、9684スクウェア・エニックス・HDの4銘柄は候補に挙がっていました。それではこの4銘柄は発表日翌日はどのような動きをしたでしょうか？
見事に下がっています。平均でも始値▲2.66%、高値▲0.42%、安値▲3.93%、終値▲1.38%とどこで買い戻しても利益です。この日の日経平均は上がっているので差分で考えるとかなり優位性があります。
取るべき戦略
『発表日前日に採用候補銘柄を売る』たったこれだけでかなり優位性がある投資が出来るのです。ただし、もし売っている銘柄が採用されたらその銘柄は損失になる事を覚悟してください。その対策としてなるべく先回り買いが多いと思われる銘柄を空売りする。売る銘柄数は多くして採用になった場合のダメージを減らす戦略を取る方がベターだと思います。
追加検証
ネクソンが日経平均に採用された時の騰落率で検証してみたいと思います。
こちらも見事に下がっています。平均でも始値▲5.51%、高値▲4.06%、安値▲6.98%、終値▲5.17%とどこで買い戻しても利益です。サンプルが2つしかありませんが見事なまでに利益がでています。最安値で買い戻せればベストですが、そんなことは不可能なので寄付きで買い戻すのがリスクが低くてベターな選択の気がしています。
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